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福光葡萄酒醸造所

・栽培および醸造方法の特色

平成18年に廃業した福光酒造株式会社を、創業者の曾孫にあたる福光寛泰が平成31年に再興。

その際、特区利用の濁酒免許と、同じく特区利用の果実酒免許を取得。

平成28年からブドウの植栽を開始。ブドウ畑は酒蔵から5分ほどの標高450mの台地上にある。令和3年春現在850本のブドウを栽培している。栽培は最低限の有機肥料と、最低限の防除のみ。出来るだけ手を入れず手をかけず、気候風土を表現したブドウ栽培を目指す。醸造は濁酒と同じ築140年以上の酒蔵内で行う。ブドウ収穫後、破砕はすべて足踏み、人力で徐梗。酵母は、広島県オリジナルの清酒酵母を使用。絞りはバスケットプレス(人力)。日本酒醸造と同じく、低温発酵スタイルの醸造を心がける。

 

・目指すワインのスタイル

小公子、ヤマ·ソーヴィニヨンを中心とした気候風土にあったブドウ栽培をしながら、ジビエ料理、そして味噌や醤油と愛称の良い、素朴でぼくとつとしたワイン造りを目指す。言うならば、洋食より和食、ワイングラスよりコップが似合う「葡萄酒」。和食に合うワインを目指している。

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